耳から英語を聞かせたい
耳からの英語学習は幼い頃から始めるのが効果的
子どもの英語教育では耳から英語を聞かせます。今では当然の知識として「耳から英語」が英語教育者の間でも浸透していますが、ではいつから始めればよいのでしょうか。
長年の言語教育研究を通して分かっているのは、英語の音を正しく聞き分けできる年齢には限度があること。これを臨界期と呼んでいます。聞き分けできてネイティブのように発音できる限度は9~10歳頃だと言われています。幼い頃は難なく聞き分けできますが、年齢とともにだんだん難しくなってきますね。例えばLとRの発音。Iの正しい音、CとKの聞き分け等です。子どもはこの微妙な音の違いをしっかり聞き分けることができ、聞こえた音をそのまま発音できる素晴らしい能力を持っています。
人気があるコース2歳児コース
英語教室は相変わらず大人気ですね。教える先生の確保が難しい状態になっているという話も聞きます。2歳児コースは親子で歌って踊って楽しむコミュニケーションの場です。私もこの2歳児コースの英語を何度か見学をしました。10組ほどの母子が参加して1時間たっぷり英語環境で過ごします。子どもたちは英語の歌のリズムを身体で感じていました。英語が大好きになる第一歩ですから、2歳、3歳の子どもたちには歌や絵本で英語を聞かせてくださいね。
一番大事なことは英語環境を与えること
私自身、子どもたちに英語を教えていて思うことは、「英語環境さえ与えれば子どもは自由に伸び伸びと自然に英語を吸収していく」といういこと。やはり先生が教えるには限界がありますから。毎日、英語環境を与え続けることで子どもはバイリンガルに成長します。今の時代、テレビ番組の幼児英語、インターネットサイト、英語歌、英語の絵本など、あまりお金をかけずに日々英語環境を与えることが可能になっていますね。
先日、子どもの英語スピーチ大会の優秀者の話を聞きました。ご両親は英語が全くダメ。ところが、子どもは英語が大好きで、英語のテレビ番組やインターネットで英語を聞く毎日を過ごしているそうです。その子が英語を好きになったキッカケはテレビの英語番組でした。幼児英語教材セットは高額ですから、まずはテレビ番組からスタートしてみるのも一つの手段ですね。
>> お母さん、これはやっちゃダメですよ