そこで、アンケートには次のようにかくといい。
「いつも私どものマンションにお住まいいただきありがとうございます。これからも入居者の皆様へよりよい住環境の提供に努めさせていきたいと思います。そこでお願いがあります。今後の参考にさせていただくため、ぜひアンケートにお答えください。良いこと、悪いことなんでも結構です。あなたの声をお聞かせください」
として自由にご意見を伺うほうが回収率は高い。
ただし、ただ配布するだけでは回収できないので回収方法には工夫が必要だ。
たとえば、アンケートに答えてくれた入居者には「商品券」などを用意しておくといいだろう。
これで回収率はグンと高くなるはずである。
▼未来へ投資をした結果の節税がベスト!
実施して帰ってきたアンケートは様々な角度で分析する。
今ある問題点や今後考えられる問題点など・・・。
そして、実践可能な優先順位をつけ実施するのである。
例えば・・・
「防犯対策が手薄のため何らかの対策を希望する」
といった意見が多かった場合には、
1、防犯カメラを設置する。
2、ピッキングしづらい鍵を付ける。
3、警備会社と提携をする。
等の中で実現可能なものから実施する。
今回は、ピッキング対策用の鍵を取り付ける事にしたとしよう。
この実施をすることで契約者は、建物への満足度が高まり、長く住んでもらえるようになるかもしれない。
また、空室になった時でも必要な防犯対策をとっているので競合物件よりも先に成約になることもあるだろう。
私の持論ではあるが、多くの大家さんは節税に関する関心が高いが、将来起こりえる問題への投資をした結果の節税が本来一番いいのではないだろうか?
現場の声を聞き、実践する事で隣の建物よりも1歩先に行き、空室日数を1日でも減らす事が出来る。
この機会に是非アンケートを実施し、将来への投資をした結果の節税を考えてみてはいかがだろうか?
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。