住宅着工戸数は、5ヶ月連続で前年実績よりも増加しています! |
国交省が建築着工統計調査結果発表
今回は、国土交通省から発表された、建築着工統計調査結果についてお伝えしたいと思います。
国土交通省は、このほど平成18年6月分の建築着工統計調査結果を発表しました。その内容によると、新設の住宅着工戸数は、5ヶ月連続で前年実績よりも増加しました。
新築物件の供給が増えているということは、既存物件のライバルが増えていることでもあります。既に大家業をされているあなたにとっては、空室になった時の対策を練っていかなければなりません。
貸家が5.2%増で15カ月連続のプラス
6月の発表結果を見たところ、持ち家、貸家、分譲住宅ともに着工数は増加したため、全体的に増加しました。
持家は34.125戸(前年同月比2.2%増)の着工がありました。また、貸家は47,228戸(同比5.2%増)、分譲住宅は32,012戸(同比5.2%増)となっています。公的資金による貸家は減少しましたが、民間資金による貸家の増加によって、貸家全体の戸数が増加しています。また、分譲住宅については、一戸建住宅が減少しましたが、マンションの増加によって、分譲住宅の全体数は増加したかたちになった模様です。
上記の点から、貸家が増加しています。実際に都心を歩いていると、建築途中の物件が多く見られます。また逆に、既存物件を見ると、バルコニーのシャッターが閉まり、人が入居している気配がない物件も多く見られるのも事実です。
今後は、新築物件との競合、分譲マンションとの競争が激しくなることが予想されます。
今から空室対策を講じておかなければ、空室期間は長くなり、期間損失は増えます。
家賃の値下げ、リフォーム、設備の充実を図る等、中古物件の空室対策はお金を掛けることが多くあります。しかし、お金をかける前に出来る空室対策は、今からでも可能です。
ポイントとしては、
過去にこの場でも解説させていただいた内容をご参考下さい。
中でも重要なことは、日頃から不動産会社とのコミュニケーションをマメに取り、あなたの物件を認知していただくことです。
ライバルに負けない、空室対策を満室の時から行っておきましょう。