建て替えのために捨てることになる費用とは?
1,000万円を捨てて建て替えるか?2,000万円を払って乗り気でないリフォームをするか?などという選択肢では、家作りへの情熱も冷めてしまう。 |
と言うのも、二世帯同居を始めた10年ほど前に、2F部分を一部増築、その際に、腐っていた屋根下地や小屋組を全て新しくし、屋根も葺き替えていた。
また数年前、父親が腰を痛めたのをキッカケに、浴室に浄化システム付き温泉装置を付け、豪華な天然石貼りに、そして洗面所 ・ トイレはバリアフリーの最新型にするなど、水回りのリフォームを行なっていた。
それらの費用は10年間で合計1,200万円ほど。建て替えるとなると、できるだけ再利用するにしても、1,000万円分程度は解体することになる。
Aさん自身も次第に、これだけのものを10年も使っていないようでは、元が取れていない、もったいないと思うようになり、まるで1,000万円を捨てるような気分に。新しい家作りへの情熱も冷めてしまった。
かと言って、この家に2,000万円も掛けてリフォームする気にもなれず、どちらも選べない状況になってしまった。結局は、未だに子供部屋も書斎も作れず、家族間に不満が出始め、建て替えかリフォームかを巡って、両親との関係もギクシャクしてしまった。
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