老後の移住は「医・食・住」がポイント

団塊世代の大量退職時代に突入し、老後について考える機会が多くなっています。そこで、定年後に第2の人生をスタートするなら、まず「医・食・住」の三原則で住まいを探すことをお勧めします。ポータルサイトgooランキングでも、これらが1位、2位、3位を占めているので、みなさん考えていることは同じということでしょうか。

1位:交通の便がよいところに住むメリット


まず1位の交通の便がよいところについて考えてみましょう。最近の傾向として都心回帰があげられます。定年を迎えたシニアが郊外に建てた自宅を売却し、都心にコンパクトなマンションを購入する流れです。

今まで1時間以上の通勤時間は、子どもを広い家のいい環境で育てるためにがまんしようと、緑の多い郊外に一戸建てを建てたわけですが、子どもは独立し、自分もリタイアする年齢となったときに、老後こそ便利なところに住もう!と考える方が増えたからにほかなりません。

定年を迎えても60~65歳。まだまだ健康で元気な方は、仕事を持ちたいと考えるし、カルチャー教室などに出かけ、自分の趣味を満喫したいと考えます。

そうしたとき、いろいろな施設や学校が揃い、仲間とも気軽に会える都心に出やすい場所を考えるのは当然です。また独立した子どもや孫たちとも、あまり人里離れたところに住んでいたのでは、お互いが時間をつくるのが面倒であまり会えないということになってしまいます。


一方、交通の便は、都心へのアクセスだけでなく、駅に近いということも必要です。老後になって体力も弱ってくると、平坦な道は歩けても、階段や坂などは大変。車の免許を持っていても、いつまで運転できるかは不確定ですし、車を維持するために費用もかかります。

車を使わずに暮らせ、電車に乗るにも近い場所に住むほうが安心です。それに駅の近くには、いろいろな飲食店も充実していますから、「今日はちょっと外食に!」と選択肢も増えます。
便利さを求めるなら老後も駅に近いところだ


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