共有制のメリット・デメリットを知る!
会員権は運営する会社ごとにルールが違いますから、よく内容を知ってから購入するようにしましょう |
共有制の場合、先にも述べたように登記簿に所有者が記載されるので、この1室を○名で所有していますということが、登記簿を見れば一目瞭然です。これは第3者に対して、所有権を主張できる立派な権利です。
したがって会員権を売却する場合は、この登記簿に記載されている共有持分も移転する必要があります。逆に、登記簿に記載されている限り、所有者の一人とみなされるため、毎年、年会費や固定資産税の支払い義務が生じます。
「共有制は登記もされるので、安心と思って購入される方も多いのですが、売りたいときに売れなくて困っている人もいます」と大高さん。だからネットなどで、10万円台の格安会員権が登場したりするわけです。
共有制会員権の場合も、別荘やリゾートマンションと同じように、買い手がいないと売却できないので、流動性のある会員権を購入することが必要です。安いからといって購入して、のちのち後悔するリスクもありますので、しっかり検討しましょう。