部屋を貸す大家さんはどんな気持ちなのでしょう?
「同じ部屋を貸すなら、できるだけキレイに使ってくれる人に貸したいなあ。」と言うのが、大家さんの本音なのではないでしょうか?
実際、キレイに住んだ部屋は、かなり汚してしまった部屋よりメンテナンスにかかる費用が安く済むため、入居者の負担する分も少なくなります。
以前、入居者が退去するときに負担しなければならない修繕費用(敷金が充当される)は、具体的にはどの部分なのか、についてお話しました(詳しい記事は、戻ってこない敷金はそれで妥当?をご覧ください)。
では、その負担しなければならない部分をどのようにすれば、最小限のメンテナンス費用におさえられ、敷金を多く取り戻すことができるのでしょうか?
具体的な対策術を挙げてみましょう。
その1 タバコは換気扇の下で。昔はヤニによる汚れは自然損耗だという考えもありましたが、最近は入居者の過失とされることが多いようです。クロスの張替え代が全額入居者の負担になることもあるので、こまめに換気したり、部屋では吸わないようにしましょう。
その2 カーペットに食べものなどをこぼしたときには、すぐに塩をかけてみましょう。塩が汚れを吸ってくれて、汚れが落ちやすくなるなります。後は掃除機で吸い取ればOK。また、汚れを気にするなら、入居したときにもう一枚薄手のカーペットなどを敷いておくのも手。
その3 フローリングは、簡単に張替えられるワケではないので、傷がつくと致命的。イスの脚にカバーをかけたり、家具を置く場合には薄い板を敷くなどの工夫をしましょう。