部屋探し・家賃/部屋探しの流れ

物件を見ないで契約してはダメ(2ページ目)

賃貸のオンシーズンとも言われるこの時期の部屋探しは、いいことも多いけれど失敗も多い。その原因のひとつは、「時間がない!」こと。それでも、どうしても時間をつくって欲しいのが現地チェックです。

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

現地でのチェックポイントは?

現地の下見に行ったとき、チェックするのは大きく分けて室内と周辺環境とあります。最低限、これだけは事前に見ておきたいのはココ。まずは、物件そのもののチェックをしましょう。

<持ち物>
・筆記用具、メモ帳、ノート
・メジャー
・チェックリスト→こちら

<室内のチェックポイント>
1、日当たり
2、音の響き具合
3、室内の壊れているところ、目立つ傷はないか
4、押入れ、クロゼット、シンク下収納などにカビは生えていないか
5、天井のシミはないか
6、ドアの開け閉め、建具、窓の具合
7、コンセントの数
8、収納の多さ
9、設備の有無、不具合
10、携帯電話の電波状況
11、防犯性・安全性


詳しいチェック内容はこちら→「下見で失敗しないポイント11」

次に、周辺環境のチェックです。とくに、子どもがいるファミリー世帯だと、チェック項目も多くなりますから、要注意。

<周辺環境のチェックポイント>
1、建物の共有部分はきれいかどうか
2、駐車場や駐輪場はあるか
3、建物の安全性・防犯性はどうか
4、近隣の住人の様子
5、建物から最寄り駅までの道は安全か
6、近くに騒音・悪臭の対象になるものはないか
7、近くにどんなお店や施設があるか
8、近くに病院はあるか
9、幼稚園、小学校、中学校などの教育施設はどこにあるか


詳しいチェック内容はこちら→「現地下見で失敗しないポイント9」

昼と夜の2回、現地を見に行こう!

月と太陽月と太陽
昼と夜では全く違う顔になることも・・・。特に知らない土地なら確認しておきたい
ガイドとしては、現地チェックは2回行くことをオススメしています。昼と夜の2回。昼間は明るくて人通りも多く、駅からの道も心配はないようなところでも、夜になると人気がなく淋しい通りになり、夜遅くに女性が一人で帰宅するのが危険なこともあります。また、建物も電灯があまりなかったり、死角の多い建物や、密室となるエレベータがあると危険が増えます。

実際、一人暮らしだと平日は学校や仕事があって、なかなか2回行くことは大変でしょう。でも、丸一日を部屋探しの日として、昼と夜、見に行ってみるといいですね。欲を言えば平日と休日見に行きたいところ。子どもがいる世帯なら、ぜひ時間をつくって現地見学してみましょう。併せて駅からの道も実際に歩いてみたり、バスを利用する人はバス停で時刻表の確認なども忘れずにしておくといいですよ。

現地チェックはひとつのイベントと捉え、楽しく行ってみるといいですね。これが、あとで後悔しないためには必要です。部屋選び成功のために、ここだけは手を抜かないように!

【関連サイト】
・現地下見で失敗しないポイント9(チェックリスト付き)
・室内下見で失敗しないポイント11(チェックリスト付き)
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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