[問題4の答え]
広告は80m=1分で表示してあります。
賃貸広告では、徒歩時間は「80m=1分」として表示することになっています。もちろんこれは直線距離ではなく、道路に沿った距離のこと。駅から100m離れた部屋なら、「徒歩2分」、400mなら「徒歩5分」となります。が、これはあくまでも地図上の表示。実際には、坂道だったり、信号があったり・・・と歩いてみると異なることもあります。
駅の出入り口から電車のドアまで5分以上かかる駅なら、その分を考慮しておこう |
では、駅のどこから、家のどこまでの距離で算出しているのでしょうか?
電車のドアから、家の玄関までの距離を換算するのが丁寧なのでしょうが、広告規約では、建物に一番近い駅の出口から駅に一番近い建物の出入り口までの距離でいいことになっています。地下鉄等の場合、○番出口を出た地上の地点から、マンションの入り口までの距離なのです。ちなみに、不動産広告を規制する表示規約では、交通量の多い道路や鉄道を越えるために、横断歩道や歩道橋、踏み切りなどを渡るときには、それを経由するために余分に歩く距離を含めなければなりませんが、踏み切り待ちや信号待ちの時間は考慮しなくてもよいとされています。ですから、実際に歩いてみるのが、一番正確ですよ。
[問題5の答え]
居住年数にもよりますが、全額返ってくることはあまりありません。
敷金とは、本来「預けるお金」。いわゆる保証金のようなものです。それなら、退去するときにはすべて返ってきそうですが、実際には敷金2ヵ月預けたら、1~0.5ヵ月程度が返ってくることが多いようです。それは、退去するときに室内の原状回復費用が請求されるから。どの程度まで入居者が原状回復費用を負担するのかは、ここ最近業界の考え方が変わってきたおかげで、敷金の返金額が増加傾向にあるようですが、そうはいっても原状回復費用がかかるのも事実。心配なら、最初に契約するときに、「退去するときの敷金精算はどうなっていますか?原状回復については、どの範囲までが入居者負担ですか?」と確かめておきましょう。
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[問題6の答え]
管理費とは建物の共用部分を維持するために必要なお金です。実際に違いはありません。
自転車置場やエレベーターなどの共用部分のメンテナンスに管理費が使われる |
マンションやアパートには、エレベーターや階段、駐輪場、ゴミ置場など、みんなで共同に使うスペースがあります。こういった部分をキレイに保つために管理費は使われるのが一般的。管理の形態は、大規模なマンションなら管理人を雇って定期的に掃除などを行ったり、戸数の少ないアパートなどは、大家さんが自分で掃除をしたりと様々。それによって、管理費の金額も異なります。どんな物件でも、管理費がかからないことはありませんから、もし「管理費なし」の物件なら、その分は賃料に含まれていると考えてよいでしょう。
【関連サイト】
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・クイズに挑戦!脳を鍛える賃貸の常識(3)