大手ポータルサイトは1週間が目安
インターネットで賃貸情報を掲載しているサイトの現場を見てみると、当初は月1回程度の更新であったのが、今では1~2週間で1回更新している会社が大半です。もちろん、タイムリーに情報更新しているサイトや不動産会社もありますが、残念ながら今のところまだ少数派のよう。特に、賃貸不動産会社でも、仲介系(物件を一般消費者に紹介する会社)に特化している会社では、自社で物件管理をしているわけではないため、成約したかどうかがすぐに分からない場合もあります(他の不動産会社が入居者を決めてしまう場合もあるため)。ですから、情報更新の間隔は伸びがち。逆に、物件を管理しているいわゆる管理会社系ならば、情報を毎日更新しやすいでしょう。
HOME’Sや、リクルートフォレントなどの大手ポータルサイトは、自主規制で情報更新頻度は週1回以上としています。
こういったサイトは、多数の不動産会社から寄せられる賃貸情報を受けて掲載しているので、基本的には各不動産会社が情報メンテナンスをする必要がありますが、すでに成約済みの物件が1ヵ月以上掲載されたままになっている不動産会社に関しては、一定期間の掲載停止処置をとるなどの措置を取っています。ですから、掲載依頼している不動産会社としても、本当に募集中であるかどうかなど正しい情報を掲載するように心がけていますので、信頼できると言えるでしょう。
また、インターネット広告においては、「不動産情報サイト事業者連絡協議会」(通称RSC)」と呼ばれる団体もあり、インターネット上の不動産情報における規定を順守し、情報信頼度を高めることで一般消費者が正しい情報を得られ、賃貸業界全体をクリアで信用のあるものにしていこうとする団体もあります。これらの動きを考えると、私の予想では今後3年程度で、不動産会社のIT化が進み、デイリー更新やリアルタイム更新が標準になっていくと思われます。
>>>とはいえ、インターネットの情報を判断するのは・・・?