なぜ、戸建て賃貸の物件数は少ないの?
需要はあるのに、なぜ供給が少なかったのでしょうか?
理由を一言でいえば、「投資利回りが低い」からです。まず、建築する際に1戸あたりの建築コストがマンション・アパートより高くなりますが、その割に賃料を高く設定することはできません。また、一戸建ては間取りなども多彩になるため、建築後に管理面でもコストがかかるようになります。
つまり大家さんにしてみれば、アパートやマンションを建てたほうが投資効率がいいので、一戸建ての供給戸数が少なかったのです。しかし、賃貸の受給バランスが崩れてより競争力の強い賃貸物件を出さないと、入居者を確保できなくなってきていたり、相続対策としての選択肢が多く取れるなどのメリットが見直されため、一戸建て賃貸に注目が集まってきたのです。
入居者としての一戸建てのメリット
一戸建て賃貸はなぜ人気なのでしょうか?皆さんはもうおわかりだと思いますが、メリットを整理しますと、
・家として独立性が高い マンションやアパートの集合住宅に比べ騒音の問題がない
・駐車場付きが多く、駐車料金が賃料に含まれているケースが多い
・一般的に集合住宅に比べ開放部分が多いので、採光や通風が良い
・ガレージ(車庫)の使い方で、車、バイクだけでなくペット、趣味グッズのスペースを確保できる
・ガーデニングや趣味をするスペースを確保しやすい
などが挙げられます。
同じような賃料で借りられれば、一戸建て賃貸に住みたいと思う人が多いのは当然かもしれません。
では、実際に私が見学してきた一戸建て賃貸・ガレージハウスをご紹介しましょう。
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