部屋探し・家賃/家賃・敷金・礼金

家賃は「無理なく払える額」にするのがコツ(3ページ目)

賃貸住宅を探すとき、重視するポイントの一つ「家賃」は、いくらまでで探すのがいいのでしょうか?不景気と言われているご時世、あまり高い家賃に設定するのは心配ですが・・・?

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

「月収の3分の1」が目安ではなく、ランニングコストの見極めを


これだけ不景気と言われている今、月収も年々必ずアップするとは限りません。ボーナスだってカットされるかもしれないし、さらに仕事だってずっと続けられるかどうかも分かりません。また、将来のために貯金したい場合もあるでしょう。
つまり、「月収の3分の1」で家賃を考えるのではなく、「無理なく払える金額はいくらか?」から家賃額を割り出してみること。そのためには、毎月かかる生活費や交通費などのランニングコストを計算し、そこから「住居費として払える額」を算出することが大切なのです。


【単身者世帯(勤労者)の平均生活費の例】

・光熱費―9296円(電気代4057円、ガス代3273円、その他の光熱費386円、水道代1580円)
・食費―45652円(外食費含む)
・服や靴などー9941円
・保健医療代―4689円
・交通・通信費-27701円
・交際費―16165円
(総務省統計局「家計調査」平成20年度より)




これだけ合計してもざっと約11万円かかります。そのほか、美容院や身の回りのものの購入、習い事費などを考えると、毎月必要な費用がおよそ計算できるでしょう。それを差し引いて、家賃はいくら出せるのかを計算してみると、無理のない生活ができますよ。せっかくの楽しい賃貸生活が「食べるものは毎日もやしとカップラーメン」なんて悲しいことにならないためにも、背伸びしすぎない部屋選びをしてくださいね。


【関連サイト】
・好評連載中! 「はじめての部屋探し How To」
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