私大初年度納付金VS消費者物価指数
私立大学の初年度納付金の上昇率と、消費者物価指数の推移を見てみましょう。
初年度納付金は平均額で、消費者物価指数は総務省情報統計局「消費者物価指数年報」によります。
下表で、*をつけた方が上昇がより大きい方です。これを見ると、平成16年、17年は学費の方が消費者物価指数より上がっていますが、18年以降は物価上昇よりも下回っています。私立大学の学費がやや抑え目になっている傾向がわかります。
私立大学初年度納付金VS消費者物価指数
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(平成16年度)
初年度納付金平均 1,302,194円 +0.7% *
消費者物価指数対前年比 +0.0%
(平成17年度)
初年度納付金平均 1,305,956円 +0.3% *
消費者物価指数対前年比 ▼0.3%
(平成18年度)
初年度納付金平均 1,308,320円 +0.2%
消費者物価指数対前年比 +0.3% *
(平成19年度)
初年度納付金平均 1,298,726円 ▼0.7%
消費者物価指数対前年比 +0.0% *
(平成20年度)
初年度納付金平均 1,309,061円 +0.8%
消費者物価指数対前年比 +1.4% *
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(文部科学省データより)
大学でかかる学費とお金
私立大学でかかる学費を見てきましたが、学費以外の支出もあります。入学前にも、受験の費用や受験料や入学金などの大学納付金(入学しなかった大学の分も含みます)、自宅外なら部屋探しから入居までの新生活準備費用などもかかります。学費も、授業料や施設費以外にも、教科書代といったものが含まれます。他にも、大学在学中の生活費として、通学費、食費、住居・光熱費、保険衛生費、娯楽・嗜好費ほかが含まれます。
それらの数字を加味したものはこちらにあります。私立大学だけでなく、国立大学の費用も整理されています。
参照:大学でかかる学費とお金