抗コリン作用を持つ薬一覧
花粉症の薬以外にも、喉の渇きの副作用が出る可能性がある薬があります。もちろん副作用の発現は、個人差がありますので、医科向け(処方せんを要する)薬剤を中心にご参考までにご紹介します。- 風邪薬(鼻水の薬、咳止め、痰を切る薬など)
- 睡眠薬(催眠、鎮静薬)
- 抗不安薬(不安を抑える薬)、抗うつ薬(うつの症状に飲む薬)
- 精神疾患の薬
- てんかんの薬
- パーキンソンの薬
- 鎮痙剤(けいれんを抑える薬、または消化管の動きを抑える薬)
- 消化性潰瘍の薬
- めまいの薬
また、喉の渇き以外にも、副作用で口臭が出る薬もあります。薬の分解物の匂いが呼気からでてくるということが原因のようです。
そのため、こちらに載っていなくても、薬を飲み始めて、のどの渇きがひどく、またこれまでと違った口臭や、口臭があまりにも気になるようでしたら、医師、薬剤師に相談してみてください。
喉の渇きの弊害と対策
喉の渇きを放置すると、喉に付着した菌を排除できずに風邪を引きやすい原因になることがあります。また、口の中が渇くので、口臭や虫歯の原因になることもあります。乾燥の季節は、唇が荒れたり、口の脇が切れたりなど、辛いこともあるようです。(女性にとっては、口紅がきれいにのらなくて、悲しいですよね……)
喉の渇きや、唇のあれ対策ですが、次のようなものがあるようです。
- 水を飲むようにする うがいをする
当たり前すぎる提案ですが、こまめに水分を補うようにしましょう - ガムをかむ
噛むことで唾液の分泌が促進されます - 飴をなめる
こちらも、唾液が出ますが、良く出るように酸味のある飴がお勧めです。
ただ、糖分の高いものは避けるようにしましょう。 - マスクをつける、加湿器を置く
吸う空気に湿気を与えることで、少しは楽になるようです - リップクリームをつける
リップクリーム以外にも、唇にオリーブオイルを塗って、ラップでパックするといった簡単な唇ケアもお勧めです。
花粉症についてさらに詳しく知りたい方は「花粉症の仕組み」や「花粉症の原因と花粉の飛散カレンダー」、「自分でできる花粉症対策」を併せてご覧下さい。 また、服薬の注意事項については「注意!薬の使い方について」や「注意したい薬の飲み合わせ」でも詳述しています。
■関連サイト
環境庁の花粉情報サイト
*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の薬局での会話をもとに構成したものです。相談が必要な方は、医師や薬剤師に実際にお聞きください。