泣けば、ストレス発散効果がある? |
すばらしい涙の働き
涙は、目の表面を潤したり、感情の表したり、異性を魅了するだけの働きではありません。例えばこんな働きをしています。- 目の乾燥防止
- 目の殺菌
- 目の洗浄
- 角膜などへの酸素供給
- 角膜などへの栄養補給
そんな涙の分泌が減少したり、質が変化しておこる目の病気はドライアイと呼ばれ、近年IT化ともになぜか増加している注目の症状です。
自覚症状としては、目の乾き、痛み、ゴロゴロ感、充血などですから、比較的すぐ気づきやすいと思われます。涙はただの水ではないのです。
こんなに貴重な成分を含む涙
無色透明の涙は、実は血液と同じような成分で、こんなに様々な働きをする成分を含んでいます。
- ナトリウム、カリウム、塩素(電解質)
- ビタミンA ・ビタミンC
- ブドウ糖(栄養成分)
- アルブミン(たんぱく質の主要成分)
- ラクトフェリン、IgA(抗菌作用、免疫成分)
- EGF(細胞成長因子)
重度のドライアイの患者さんには、血液の中の血清成分を分離し調整して作る点眼液で自己血清点眼療法を治療することもあります。
泣けば、ストレスが軽くなるのはホント
感情的になって泣いたときの涙には、他の涙とは違う成分が含まれているそう。それは、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)。
つまり、ストレス反応によって分泌された物質が、涙に溶け出して体外に排出することにより、気分がリフレッシュするというわけ。なんて合理的なメカニズムなのでしょうか。
ですから、生化学的な観点からも、うれしいとき、悲しいとき、辛いときは、我慢せずに、どんどん泣いたようがよいということですね。そうすれば、ストレスを少しでも軽減することができるのです。
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