肝臓の健康が心配だけど…
脂肪肝はその名の通り、肝臓に脂肪が溜まっている状態です。脂肪の重さが10%を超えた状態が脂肪肝です。脂肪肝は一般的に何の症状も見られませんが、時に肝臓の脂肪が炎症を起こし、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)になることもあります。以前は、アルコールとの関連性が低い脂肪肝は深刻な肝臓病にはつながらないと楽観視されていましたが、脂肪肝・NASHも肝硬変につながることが分かってきました。

一方、アルコールに強く関連しているものは、アルコール性肝炎と呼ばれます。アルコール性肝炎は、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と同様に肝臓にダメージを与えます。この状態が長く続くと肝臓が破壊される肝硬変になる場合があります。


脂肪肝の原因は?

脂肪肝の原因は、メタボリックシンドロームではないかという説が強くなっています。肥満、高血糖、高血圧、高脂血症が考えられる原因となります。高血糖の原因となるインスリン抵抗性が脂肪肝、NASHの一番の引き金になっているとも言われています。

脂肪肝の治療方法は?

脂肪肝・非アルコール性脂肪肝炎の改善は、食事を見直すこと、運動習慣を身につけることが大切です。もちろんお酒を飲む人は、症状によって量を調整するか、禁酒する必要があります。


脂肪肝の食事療法

脂肪肝の食事療法は特別な制限は必要ありませんが、バランスのとれた食事がとても大切です。肝臓の症状が悪化すると、特別な食事療法も必要になってくるので、何とか進行を食い止めたいところです。ここでいうバランスのよい食事とは、中性脂肪血圧血糖値、を正常値に維持し、適正なカロリー摂取ができる食事のことです。下の5つの食事法を実践してみましょう。

(1)揚げ物・こってり料理を控えて肥満解消
カロリーを控えるためには、油を控えるのが効果的です。大さじ1の植物油は約120カロリー、バターは100カロリーです。こってりしている揚げ物や炒め物は、素材の重さの10%ほどの油を吸収する場合もあります。10gの油は約90カロリーです。

(2)肉よりも魚を選んでコレステロール管理
肉にはコレステロールを上げてしまう飽和脂肪酸が多く含まれます。肉を食べる場合は、脂身の少ないものを選ぶようにしましょう。魚、特にいわしやさんまなどの青魚には、コレステロールを改善する働きのあるオメガ3脂肪酸が含まれます。また、肉より魚のほうが、カロリーが低めの場合が多く、カロリーコントロールにも役立ちます。

(3)ご飯・麺類・パン類・甘いものを食べ過ぎない
これらの炭水化物を食べ過ぎると、血糖値や中性脂肪が高くなりやすくなります。炭水化物を食べ過ぎる人は、野菜や魚などの健康的な食品を十分に食べていない場合もあります。またカロリーも高くなりがちです。

(4)毎食、野菜を加える
野菜はカロリーが低く、健康に欠かせない栄養素の宝庫です。多くの野菜に、血圧をコントロールする役割があるカリウムが含まれています。野菜が不足するような食事は、カロリーや脂肪が多くなりがちです。

(5)おやつにの代わりに果物も
果物は低カロリーで豊富なビタミンや食物繊維を含みます。多くの果物に、血圧管理に役立つカリウムが豊富に含まれます。おやつの代わりに果物を食べたり、食事に果物を付けたりすることで、全体的菜カロリー量を減らすことができます。

食事以外にも、運動習慣を身に付け、お酒の量を調整して、肝臓の症状が悪化するのを防ぎましょう!


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