年に何度もかぜを引く人っていませんか……? そんなアナタは漢方でいう「気虚」(ききょ)タイプかもしれません。上手に漢方を取り入れて、寒い季節も元気に過ごしましょう!

あなたの「気虚」度がわかる、簡単漢方チェック!

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その疲れはストレスだけでなく、「気虚」のせいかも……!?
「気虚」とは、簡単に言うと生命エネルギーが足りないタイプで、下記のような特徴があります。3個以上当てはまるなら、アナタも「気虚」の可能性が……! さっそくチェックしてみましょう。

□ かぜを引きやすい
□ 疲れやすく、元気がない
□ 食欲がない
□ 汗をかきやすい
□ 下痢をしやすい
□ 食後にお腹が張りやすい
□ 声が小さい、ハリがない
□ 動くと息が切れやすい
□ 顔色が白っぽい(黄色っぽい)
□ 肌や筋肉にしまりがない

目に見えない「気」ですが、血液の流れや新陳代謝を促進したり、カラダを温めたり、内臓を固定したり、汗の分泌量をコントロールしたりと、実にさまざまな働きをもっています。生命エネルギーを維持するために不可欠な物質なのですね。

ではさっそく「気虚」タイプにいい漢方をご紹介します。

免疫力や消化機能を高める「補中益気湯」

和漢箋 ロート補中益気湯錠
ロート補中益気湯錠。1週間から試せるパウチタイプがあるのも嬉しい 84錠 1,680円(税込)
気虚体質には「補気剤」で対応するのですが、代表的なものに「補中益気湯」(ほちゅうえっきとう)があります。漢方薬は、方剤の名称からその中身を知ることが出来るものが多いのですが、中はカラダの真ん中に位置する胃腸を指し、「胃腸の働きを高めて、気を増す」という意味があります。

とくに補中益気湯の中に含まれるキバナオウギの根である「黄耆」は、消化吸収機能の低下を回復させ、体表の邪気や水分を取り除き、免疫力を高める作用もあるので、抵抗力が弱くカゼを引きやすかったり、汗っかきタイプにも利用できます。

また、キンポウゲ科の根の「升麻」やミシマサイコの根である「柴胡」は、緊張の低下した筋肉を引き上げたり、落ち込んでいる元気をひっぱりあげ、オオバナオケラの根である白朮は健胃・整腸・利水作用があるので、疲労倦怠や内臓の下垂、下痢にもおススメです。

年中かぜを引くので何か試したい……という時、まずは黄耆の花や葉っぱなどがブレンドしてあるお茶などを飲んでみるのもいいでしょう。もちろん漢方薬を購入したい場合は、漢方に詳しい専門家に相談してくださいね。


■補中益気湯の応用
虚弱体質、病後の衰弱、食欲不振、多汗症、夏やせ、胃下垂、子宮下垂、肌のたるみ

■補中益気湯の成分
人参、白朮、黄耆、当帰、陳皮、大棗、柴胡、甘草、生姜、升麻(10味)