腰痛経験が無くても要注意!
腰痛経験は無いのですが、最近腰が疲れ気味かも…という人は要注意です!
これだけ腰痛人口が減らないと言われているだけに、信じ難いかもしれませんが、「今まで一度も腰痛を経験したことがない」という人がいらっしゃいます。
しかし、腰痛経験が無い人でも「最近、腰が重い日がある」「一晩眠ると治るが、腰がだるい日が多い」と感じ始めたら要注意です。腰の筋肉を緊張させる神経回路が、できあがりつつあるかもしれないからです。
ストレスがたまっていく慢性腰痛
腰が重い日があったとしても、初期ではわりと回復しやすいのものです。しかしこの状態をそのまま放置して過ごしていると、慢性腰痛になってしまう可能性があります。慢性腰痛は、腰の痛みや不快感のある日が増えるだけではなく、「良くなったかな?」と思っても、また症状が繰り返されてしまうのが特徴です。
そうなると、いつも腰が気になり、多少の無理を体にかけることも怖くなったり、思いっきりスポーツを楽しめなくなる人もいます。腰に気を遣いながらの生活では、心への負担も大きく、ストレスをためることにもなるのです。慢性腰痛予防の2つのポイント
そこで、「痛いとまではいかないけど、腰の調子が怪しい」という人が、腰痛になりそれを慢性化させないためのポイント2つをご紹介しましょう。2つのポイントの共通するところは、「緊張状態」を維持し続けないことです。
その1 同じ姿勢は避けるようにする
同じ姿勢が繰り返され、筋肉への負担が増えると、血行不良になってしまいます
腰が重く感じる時、腰を支える筋肉の血流が低下していることが考えられます。血流が低下すると、酸欠状態になり、痛みを出したり筋肉をさらに緊張させたりと、本格的な腰痛へ移行してしまうかもしれません。
デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢を保つことが習慣の場合には、途中で腰をゆっくり捻って筋肉を動かしたり、普段することのない動きを行うことです。例えば、前かがみ姿勢が多い人であれば、足の付け根を伸ばす、また、胸を開くような動きをするなどがあります。
その2 気分の良い状態をつくる
腰の調子が悪くなっている時は、気分を良くしたり、積極的にオフタイムをつくることが必要です
デスクワーク中やキッチンに立って食事の準備をしている時などに、腰が重くなるという人がいるのですが、このように、特に腰の不調を感じる事柄や時間帯などがわかる場合は、その時、なるべく気分の良い状態をつくります。
腰が重くなっている時は、腰を支える筋肉などに緊張が走っているため、そのきっかけとなるストレスを軽減させることが必要です。例えば、キッチンでは、好きな音楽を聴きながら、また、腰に気持ちの良い湿布やホッカイロを貼るだけでも違います。
仕事中に気分の良い状態をつくるというのは、とても難しい、という人も多いかと思います。その場合は、仕事から離れた時に、楽しい、ホッとできる、などの自分へのご褒美を定期的に用意しておくと良いと思います。
リラクゼーションサロンや温泉、スパで気分を変える、日常のあれこれを考えずに熱中できる遊びを、楽しむ時間をつくることなども大切です。