「C2虫歯」とは……進行したC2虫歯症例写真と治療法
虫歯は誰でも予防できる病気です!
歯の表面には、「エナメル質」という白くて固い部分(約0.1~2mm)があります。C2虫歯とは、このエナメル質を溶かして、さらに内部の象牙質と呼ばれる部分にまで、脱灰が進行してしまったもの。脱灰とは虫歯によって歯が溶かされ、柔らかく変質してしまった状態を指します。
治療は穴が小さければ樹脂で埋めるのみ。中程度であれば、金属や樹脂などを嵌め込む、インレーで治療します。虫歯の面積が大きくなればクラウンという処置で被せものをして治療するのが一般的です。
最も典型的なC2虫歯の症例写真と治療法……歯と歯の間の黒い影
歯と歯の間に黒い穴が僅かに見えるできた虫歯の穴
虫歯の部分を取り除くと内部の象牙質まで広がっていることがわかる
目では確認しにくい「トンネル虫歯」の症例写真と治療法
外から穴は全く見えず僅かに黒くなっている程度……
僅かに黒いだけでも虫歯を取ると意外に大きな穴ができている
白い樹脂で埋めれば見た目もほぼ気にならなく治療することが可能
虫歯の早期発見は治療回数を減らし、治療費や来院などの負担を軽減することができると言えます。
虫歯の進行度であるC1、C2、C3は、虫歯の大きさや面積、容量には関係ありません。基準になるのは、あくまで表面から神経部分までの深さ。C2でもセラミックや金属などで被せることもあります。C3虫歯に関する詳しい解説は、「C3虫歯の画像・写真・症状」にまとめてありますので、よろしければご覧下さい。
C2虫歯の治療後に金属が取れてしまったら……
虫歯治療後は突然金属が取れてしまうことも。この場合、白い部分は治療で埋めた樹脂なので、はめ込み金属だけ、付け直せば解決します
セメントの劣化により外れてしまった場合はそのまま戻すことが可能なことも。セラミックや金属などで歯に隙間ができてしまった場合は、作り直しすることになります。
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