せっかく虫歯を治療したのに、治療後にズキズキと痛み出した。そんな経験をしたことはありませんか? 今回は、虫歯を治した後に出てくる痛みについて詳しく解説します。

実は虫歯が深かった?

虫歯の種類

虫歯の深さは見た目では分かり難い

虫歯の深さは、症状や見た目などで判断ができません。穴が小さくても内部が大きく深い場合や、本人には殆ど自覚症状がなくても、削ってみたら神経に紙一重の深さだった……なんてこともよくあるからです。

痛くない虫歯でも「今日はちょっと削る量が多めかな~」と思うような場合は、入り口の小さい虫歯で、内部が大きな虫歯だったという可能性があります。

削りすぎ? 削りが足りない?

虫歯治療のあと歯が痛くなると、削りすぎのせいだと考えがちですが、実はそれだけではありません。痛みの原因として考えられるのは、次のようなものがあります。

  1. 一時的な反応
    歯の内部にある象牙質部分の虫歯を取り除くと一時的に神経が反応して痛むことがあります。
     
  2. すでに歯の神経が炎症を起こしていた
    痛みや、しみる症状を数ヶ月に渡って繰り返していた場合や、神経ギリギリの深さの虫歯などは、虫歯で溶かされた歯を綺麗に取り除いても、神経内部に入り込んだ虫歯菌までは取り除くことができないため、治療後に痛くなることがあります。
     
  3. 詰め物が歯の神経を圧迫
    虫歯の除去中に一部神経が露出してしまい、その部分を詰め物が圧迫していたり、詰め物の高さが、噛み合わせに合わないで高い場合などは、術後の痛みになって現れることがあります。

  4. 実は削り足りない
    深い虫歯になればなるほど、歯の神経が露出しないように慎重に虫歯を取ることになります。そのため逆に虫歯を削る量が不足となり、詰め終わった後に痛みが出ることとなります。

虫歯の治療直後から痛みが出るようであれば、上から順番に可能性が高い順として考えられます。削りすぎで痛みが出やすくなることもありますが、削りたらなくても、痛みにつながることになります。

次のページでは、痛みを我慢する期間の目安を解説します。