睡眠/睡眠歳時記・季節ごとの快眠法

夜のメールチェックは控えめに!熱帯夜対策の快眠法

熱帯夜を乗り切って気持ちよく眠るために。熱帯夜対策に有効な寝室環境と夜の習慣をご紹介します。

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

夏は睡眠時間が短くなる

熱帯夜を乗り切る方法は? 快適に眠るための熱帯夜対策がここにあります

熱帯夜を乗り切る方法は? 快適に眠るための熱帯夜対策がここにあります

人間の睡眠時間は、季節によって変化する。古くは人間も冬眠をしていた時期があり、その影響が残っているためか冬に長く、春になると少し短くなって、夏にもっとも短くなる。そして秋には再び短くなり始め、この周期を毎年繰り返す。自然の変化に加えて、最近は夏の異常な暑さによって、睡眠時間が削られているのも事実だ。そこで今回は、夏に少しでも気持ちよく眠るために、科学的根拠に基づいたアイデアを紹介する。

快眠には寝室の環境が重要

睡眠の目的のひとつは、脳を冷ますこと。コンピュータと同じく、脳にもクールダウンが必要だ。睡眠中は体温を下げて、脳の機能を守ろうとしている。ところが、熱帯夜で寝室の気温が下がらないと、体温も高いままでグッスリ眠ることができない。寝床につく30分前からエアコンをかけて、室温を26度、湿度を50~60%にしておこう。眠りはじめの3時間は深く眠りやすいので、3時間で切れるようにタイマーをかけておくとエコだ。

扇風機も上手に使いたいもの。風が身体に直接当たると、その部分だけが冷えてしまい、かえって疲労感が増すことになる。身体の上空の空気をかき混ぜる感覚で、部屋の空気に流れを作ると、汗の蒸発が促されて体温が下がりグッスリ眠りやすい。

昔から夏の快眠対策として、籐で編んだ枕や陶器製の枕など、頭を涼しくするグッズが使われてきた。氷枕や保冷剤を利用してみたり、お金があれば「ウォーターベッドの枕版」というものを買ってみたりするのはどうだろうか。

夏には裸で眠る人も増えるが、薄いナイトウェアを1枚着たほうが眠りやすくなる。吸湿性や放散性の良い生地は、身体から素早く汗を吸い取って蒸発させてくれるので、結局は体温が下がって涼しく眠ることができるのだ。また最近では、涼感素材を織り込んだシーツも売られているので、試してみる価値はあるだろう。

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