若い女性が一人でも安心して食事ができるお店づくり
店内では、「実身美(サンミ)」がこだわって使っている玄米なども販売されています。 |
南 「実身美(サンミ)」では、お肉も少し使われていますね。
大塚 そうです。マクロビオティックなど玄米と野菜たっぷりの食事をお手本にしていますが、こだわっていません。「実身美(サンミ)」は都会の中で暮らす人がお客様ですから、深夜まで仕事をしている時などはお肉を食べて力を出すことも時には必要。やはりTPOがあると思うのです。
食材も、できるだけ品質のよいもの、安全なものを探し、信頼できる生産者に作ってもらっていますが、それは必ずしも有機栽培のものとは限っていません。
南 私も最近いろいろと生産者の方のお話を聞いて思いますが、安全なものにこしたことはありませんが、「有機」のマークがついているからおいしいのではなく、手間がかかっても「有機」「無農薬」「減農薬」などいろいろと工夫してこだわる生産者が作るものだからおいしいのだと思います。
お客様が働きたくなるお店?
「実身美(サンミ)」では、女性たちがイキイキと働いています。 |
大塚 梅田店は、より多くの方に、「実身美(サンミ)」を利用していただきたいと思うのと同時に、働きたいという人のためにもオープンしたという意味もあるんです。
南 働きたい人」のため、というのは?
大塚 うちのお店は、店内ポスターで数回短期募集をした程度で、求人募集を出すことはほとんど無いのですが、お客様として来られていた方が「ここで働きたい」と志願してくるんです。そんな人が働ける場を作りたいと思ったんです。
南 なるほど。健康は、たとえば食べ物だけでなく、心の問題も大きいと思いますが、お店に入って、どのスタッフの方の笑顔も、自然で温かいのが印象的でした。お客様に対する心がけだけでなく、きっと毎日ここでやりがいのある仕事ができるから、なんですね。