国産も輸入も、信頼できる関係が大切
このように私たちの食卓に上るまでに、たくさんのプロセスを経てきます。安いからと言って海外の食品に依存し、国産の食品をないがしろにするばかりでは、日本の農業は衰退する一方。地産地消運動や食育活動などで、国産の食品が見直されるのは大変よいことです。でも1億以上の人口を抱える現在の日本では、すべての食品を国産で賄うには無理があります。またフェアトレードや、ニュージーランドのように資源が少なく農水産物の輸出によって経済がなりたつ国々とお互いに支え合う信頼関係を築くことも大切です。海外から輸入もするのであれば、できれば作る人の顔が見えて、安心して食べらるものを選びたいものです。
ニュージーランドのキウイフルーツが高品質でおいしいのは、品質管理のシステムが確立されていることはもちろんですが、様々なプロセスに携わる多くの人が仕事に誇りをもち、高いプロ意識で各自が責任を全うしているから。そんな思いやつながりを知ることができ、私はよりキウイフルーツが身近に感じられ、今まで以上に大切にいただきたいと思います。
■関連リンク
キウイフルーツの栄養成分
参考/
ゼスプリ
ニュージーランドの農林水産業概況(農林水産省)
BSEサーベイランス
北海道-ニュージーランドバイオ産業交流研究会 基礎調査報告書