のぼせを抑える

皮や種、ワタなども生薬に利用される冬瓜皮や種、ワタなども生薬に利用される冬瓜

冬瓜は、7~9月の夏期に収穫される夏野菜ですが、なぜ「冬瓜」と冬の字がついているのでしょうか。熟すと皮がかたくなり冬まで保存がきくことからだと言われています。とはいえ、その働きを考えると、残暑が残る間にいただくのがよさそうです。

冬瓜は、古くから中医学や日本の民間療法などで、熱を収めることからのぼせを抑え、発熱・糖尿病などからくる喉の乾き、水太りのむくみ改善などに効くと言われ、夏バテ改善や肥満・高血圧・糖尿病予防の食べ物として伝えられてきました。

汗とともに失われがちなビタミン補給

栄養面をみますと、水分が95%もあり100gで16kcalと低カロリー。栄養価は高くありませんが、体内のナトリウムとのバランスをとることで高血圧を予防するカリウム(200mg)、発汗により失いやすいビタミンC(39mg)、ビタミンB群の葉酸(26μg)、ナイアシン(0.4mg)などが、他の栄養素と比較して多めに含まれています。
*( )は、生の冬瓜100g中の含有量。

近年は、古くから伝えられてきた効能について、生活習慣病の予防・改善に役立つのではないかと、冬瓜に含まれているサポニンその他の成分の機能性についても研究が進められています。

ただし、冬瓜は体を冷やすと言われ、冷えが気になる人や、体力のない人、妊婦さん等は特に生で食べ過ぎないように気をつけてください。