食と健康/胃腸の健康を守る食事・レシピ

消化器系の疾患・症状の食事(2ページ目)

私たちは、毎日食べものを食べることで、命をつなぐ栄養素を得ています。体のなかで、栄養の要である消化器系の疾患や症状と食事の基本についてご紹介します。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

胃もたれ・胸焼けの時の食事
胃腸病・食欲減退時の食事


肝臓

肝臓をいたわるアルコールとの付き合い方
肝障害予防


大腸・肛門
 

便秘を改善・予防する食事
 

他の疾患も伴う症状

・下痢
下痢とは水分が多い軟便の状態をいいます。腸管の蠕動運動が速く、食べ物のカスが短時間で大腸を通過すると起りますが,暴飲暴食、消化の悪いものを食べ過ぎた、冷え、ウイルスや細菌感染などが原因です。消化のよいものを控えめに、水分をよくとりましょう。また慢性の場合は、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群などが原因の場合もあります。

・腹痛
腹痛の原因には、感染症、炎症、潰瘍、消化器が傷ついたり、消化管の閉塞や運動異常によって生じる異常な筋収縮などがあります。痛みの生じる場所もさまざまで、様々な病気の警告の場合があるので、痛みが強い、長引く時は診察を受けましょう。

・吐き気、嘔吐
ムカムカとして気持ち悪い状態が吐き気、さらにひどくなり実際に口から胃の内容物をもどすことを嘔吐と言います。一般的に、吐き気、嘔吐は、自分の体に有害なものや過剰に食べ過ぎ・飲み過ぎた時等に、自己防衛の現象です。下痢同様に、まずは消化器官を休ませますが、水分はとりましょう。他にも、妊娠中や、胃、小腸、胆嚢の炎症、脳疾患、心理的な原因、薬の影響でも起こることがあります。
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