不調の原因を3つのバランスでチェック!
ナツメは「気」を補い、胃腸を丈夫にする立派な生薬です |
■「気」は基本。元気・活力のもと
「元気」という言葉があるように、「気」は体内をくまなく流れるエネルギーだと言われています。また、日頃私たちが無意識に行っている自律神経の働きや、ココロの安定、風邪を引く原因となる免疫力なども関連があるのです。
気の不足チェック | 気の滞りチェック |
疲れやすく、なんだかだるい | ストレスを抱え込んでしまう |
風邪をよくひく | お腹が張りやすい |
胃腸が弱かったり、食欲がない | とくに生理前にイライラしやすい |
■「血」は血液。栄養素やホルモンを運ぶ
血液不足の場合は貧血になりやすくなったり、血行が悪いと冷えの原因となったりします。また漢方では「髪は血の余り」ともいい、栄養が隅々に渡っていない状態を指すこともあります。
血の不足チェック | 血の滞りチェック |
肌色がよくなかったり、髪にツヤがない | 肌がくすんだり、クマができる |
めまいや立ちくらみがする | 肩こりや頭痛がよくある |
眠りが浅い、夢をよく見る | 生理時に固まりのような血が出る |
■「水」は水。カラダ中をめぐる潤滑油
ここでいう「水」とは、汗や鼻みず、だ液、尿、リンパ液などの血液以外の体液を指します。不足するとカラダを潤せなくなりますが、水分の代謝が悪いと、水太りしやすくなるのも事実です。
水の不足チェック | 水の滞りチェック |
肌がカサカサ乾燥する | カラダがだるく、重苦しい |
のぼせたり、手足がほてる | 顔や手足がむくむ |
のどが乾きやすい | 梅雨時に体調が悪くなる |
ぴったりの証で、気になる悩みを解消!
病は気からと言うけれど、漢方では紀元前から心とからだのバランスを重視してました |
漢方では体質や体調によって見立てられた「証」や、「気・血・水」の状態を見ながら、これによってベストな漢方薬だけでなく、食事や運動などの生活スタイルまでもトータルに考えていくのです。
生理痛が良くなったと思ったら、冷え症も改善したという場合や、気分にムラがあったりイライラしてたのが、漢方で緩和されたというケースは、その人の「証」があったので、結果的に体質改善につながったと、考えることができるのではないでしょうか?
そんな役立つ漢方情報を、これからどんどんお伝えしていきたいと思います。あなたもぜひ、カラダとココロをキレイにする漢方のエッセンスを、私と一緒に取り入れてみませんか?
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