/抗生物質

薬の働き(Chapter2.5) 消毒薬と抗生物質の微妙な関係(2ページ目)

病院でもらう薬の中に抗生物質の入った軟膏などもありますが「これは消毒薬?抗生物質??」と思ったりしたことはありませんか。今回は、ちょっと消毒薬と抗生物質の関係について考えてみましょう。

執筆者:赤堀 一仁

このように、抗生物質と消毒薬は働きが似ているけれども別のものとして使われているのです。

そして、それぞれの特徴が見えてきました。結局の所は抗生物質なのか消毒薬なのかにこだわるよりも、気軽に手に入る安価な消毒薬で感染症を予防し、本格的に病院に行かなければならなくなったら抗生物質の出番だと思っていてくれればOKでしょう。一応念のためにそれぞれの薬の分類の仕方をあげておきます。ご参考になさってください。

名前の解説
抗生物質
抗生物質とは「微生物により生産され、微生物およびその他の細胞の発育を阻害する物質」のことを言います。
主に体の内部で増えてしまった病原性の細菌などの有害な細胞を、薬剤を使って減らすようにする事を化学療法といい、これに使われるものが抗生物質で、口から飲んで体に取り込んだり、注射や点滴で血液中に直接いれたりして使います。

また、この抗生物質にはその化学構造からいくつかの種類に分類され、またそれぞれ得意分野としている細菌の種類があるのです。

消毒薬
「人畜に対して有害な微生物又は目的とする微生物のみを殺菌する薬剤」消毒は機器や様々なモノを殺菌する事を消毒という事から、人体に使う場合でも傷の表面などに使われる感じのニュアンスです。医療現場では傷だけではなく手術用具にはじまり、リネン類なども消毒しています。


物質の消毒薬
もともと分類の仕方が異なる両者なので当然抗生物質の消毒薬というのも存在します。ゲンタマイシンなどの成分が含まれる軟膏やヨウ素が入ったうがい薬などが有名です。

【参考】
魔法の呪文?抗生物質
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