◆肌を出すことが多い夏に備えて◆
もう一ヶ月もすると、「夏」のはじまりです。肌を出すことが多くなってきます。アトピーな人は、皮膚が炎症を起こして表面に症状が出ていると、肌を出すのがいやな人も多いと思います。そして暑い夏は汗をかくせいか、人によってはかなり症状が重くなってしまう人もいます。来るべき夏に備えて、きれいな肌に近づくよう改善したいですね。
どうして、夏になると症状が重くなるのでしょうか?
夏に向けて、また夏にはどういったケアをしたらよいのでしょうか?
今からアトピー対策をして備えましょう。
あきらめないで!!
◆なぜ症状が重くなるの?◆
これから夏になるにつれ、汗をかく季節になっていくわけですが、「アトピーなひとは、発汗しにくい」ということがいわれています。水分を保持する力があまりなく、汗を処理する能力もありません。アトピーの症状が改善されても、この発汗しにくいという性質は、体質なのでなかなか改善されることはありません。
では、夏はなぜ症状が重くなるのでしょうか??
答えは大きくわけて3つあります。
1. 夏の紫外線
紫外線を浴びると、正常な肌の人でも角質層が厚くなり、水分不足となります。アトピーの人は、まして汗をたくさんかいても水分保持力がないために、ますます水分が抜けていくということが考えられるわけです。
2. 冷房
快適に過ごすためには湿度を低下させたいところですが、湿度の低下は角質層の水分をたくさん奪ってしまいます。肌表面をサラサラに保つと、不快感がないため見過ごされがちですが、アトピーの人にとってはこの状況が大敵なのです。
冷房がききすぎているところで毎日を過ごす方は、特に気をつけなくてはいけません。現在では夏に冷房をONにしているところがほとんどですので、OFFにしている所を探すほうが大変かもしれませんね。
3. 汗
夏は、外に出るたびに、流れ出る汗をぬぐっているのではないでしょうか?
ところが、人間の体質で、汗はぬぐえばぬぐうほど、皮脂が作られにくくなり、水分を保ちにくくなるのです。
皮膚の表面上がサラサラしていることが全ていいわけではありません。汗の処理能力も不足しているので、ますます悪化してしまいます。
おさえる程度はもちろん大丈夫です。
「紫外線」「冷房」「汗」により、正常な肌でさえ、水分は思ったより奪われていきます。アトピーの人は、ますます肌が痛めつけられることになります。
では、夏に症状が重くなる理由がわかったら、
次にスキンケアです!