アレルギー/薬物アレルギー・その他のアレルギー

命の危険もあるハチアレルギーとは?(2ページ目)

夏の野外では、ハチに出くわしてしまうことがあります。ハチに刺されると、咳、発疹から、力が抜けるショック状態まで、様々なアレルギー反応が起きることがあります。ハチアレルギーについてご説明しましょう。

清益 功浩

執筆者:清益 功浩

医師 / 家庭の医学ガイド

ハチの種類

ハチに遭遇したら、刺激せずに気をつけて逃げましょう
ハチで、人に影響を及ぼすのは、
  • ススメバチ
  • アシナガバチ
  • ミツバチ

です。

ハチ毒には、様々なアレルギーを起こす物質が含まれており、特に、ススメバチとアシナガバチは、フォスフォリパーゼA1、ヒアルロニダーゼ、アンチゲン5といった蛋白質を持っています。これらは共通してアレルギーを起こします。

つまり、アシナガバチでアレルギーを起こす人の場合、スズメバチに刺されてもアレルギーを起こす可能性が高くなります。ハチ毒には、ヒスタミンを産生させる作用もあるので、刺された部分が腫れてしまいます。

ハチアレルギーの有無はどう分かる?

ハチに刺されて亡くなる方は、日本では年間20~30名にのぼると言われています。日本以外での人口の約1%にハチアレルギーがあるといわれています。注意しなければならないないアレルギーの一つです。

検査としては、
  • 皮膚試験(スクラッチ、皮内テスト)
  • 血液検査(ハチに反応するIgEの値を測定)
  • 血液検査(血液とハチの成分を反応させる白血球ヒスタミン遊離試験)

  • など

アトピーの検査で説明した検査をします。

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