アレルギー/アナフィラキシー

~ハムスターショック編~ アナフィラキシーショック警鐘(2ページ目)

かわいい顔のハムスターですが、実はちょっと怖い顔も持っているのです。今回はもう一つの顔について迫ってみました。

執筆者:赤堀 一仁

~アレルギー~
前述のアナフィラキシー反応もそうなのですが、抗原(アレルゲン)と呼ばれるアレルギーを引き起こす物質に接触する事で起こるアレルギー反応全般の事です。アナフィラキシー以外の場合、状態は喘息症状や皮膚炎などがあげられます。主に動物の毛などのタンパク質でできたものが原因で、長い時間(期間)接触していると起きる事が多いようです。また、動物につく虫やその死骸が原因という事も考えられます。ペットを飼い始めた時など、環境が変わった頃から体の状態に変化があった時には、医療機関に相談なさって状況を説明してみましょう。もしかしたら原因不明の体調の変化は、ペットが原因だったという事が判明するかもしれません。

~感染症~
噛まれたり引っ掻かれたりする事で傷口から病原菌が侵入し、様々な感染症を引き起こす事です。うっかり油断をしてそのままにしておくと化膿してしまい、全身に影響してしまう事があります。肝機能が弱っている方や糖尿病の方は感染しやすく悪化しやすい状況にありますので特に注意が必要です。アレルギーの既往歴がなくてもペットなどに噛まれたり、引っ掛かれたりした時にはきちんと消毒をしましょう。傷の状態によっては医療機関の受診をお勧めします。
比較的少ないですが、空気による感染も考えられるので注意が必要です。

~注意すべき点、チェックシート~
□噛まれたり引っ掻かれたりした時は油断しない
□過度な接触は避ける
□換気をこまめにする
□ゲージの掃除など衛生面での注意を怠らない
□自分や家族の体調の微妙な変化に注意をする
□医療機関にはペットの環境や状況をきちんと伝える
□ハムスターを飼う時には自分や家族の体質を考慮する

普段は心を和ませてくれる可愛らしいペット達ですが、注意しなければならない事は私達のほうにいくつかあるようです。
今回お伝えした、このような点を守って快適なペットライフをお過ごしください。
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