糖尿病/糖尿病と嗜好品・外食

忘年会! 糖尿病でもお酒を楽しむ10ヵ条(2ページ目)

糖尿病でなくてもアルコールは微妙な問題なのに、いざ糖尿病と診断されると途方に暮れてしまいます。医師に聞いても「適量」と言うだけだし、年末年始の飲み会は断れないし……、どうしよう!

執筆者:河合 勝幸

6.医師への報告をしよう
週に2回以上飲む人は、そのことを医師に伝えましょう。薬が代ることがあるのです。

7.血糖コントロールが悪いときは飲まない
ますます悪化します。アルコールで体を壊したことがある人も飲まないこと。お酒を飲んで食事を抜くのは最悪です。

8.おいしくゆっくりと飲もう
イッキ飲みはとても危険です。お酒は糖質カット、カロリーカットのライトビールや辛口のワインなどを。シャンパンは「ドライ」でも加糖してあるので、「ブリュット」を選びましょう。

9.神経障害がある人は飲まない
手や足に合併症の神経障害がある人は断念しましょう。目に合併症が出た人も同じです。アルコールが症状を悪化させます。高血圧の人もアルコールをやめれば改善されるはずですよ。

10.アルコールは高カロリーだと忘れずに!
アルコールは栄養素ではなく、ただのエネルギー源です。日本の食品交換表では交換するものがありませんが、アメリカではビール1缶(350ml)が油脂10gと交換になっています。

アルコールは1gで7kcal。350mlのビールがアルコール分5%とすると 350*0.05*0.8=14g すなわち14gのアルコールです。0.8を掛けるのは比重が軽い分です。


いかがですか? 食事をカロリーだけで考えて、飲んだ分だけ食べなければいいと錯覚する人がいます。これは誤りですよ。引き算の対象がないのですから。

アルコールは体に必要な栄養素ではないことを覚えておいて、グッドコントロールしながら、楽しく飲みましょう。私もすぐに忘れてしまうので、気をつけないと……

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