糖尿病/糖尿病の原因・基礎知識

年度末みんなで診断! 糖尿病リスクテスト

未診断あるいは未治療の糖尿病は、障害のあるつらい人生に直結します。だからアメリカでは3月27日は家族、友人、職場の仲間達にアラームコールをする日なんです。

執筆者:河合 勝幸

オーストラリア糖尿病協会のポスター
人生は40歳から始まります。そして糖尿病も…… オーストラリア糖尿病協会のポスター
糖尿病を未診断あるいは未治療の状態で放置してしまうと、障害のあるつらい人生に直結してしまいます。だからアメリカでは3月27日(第4火曜日)は家族、友人、職場の仲間達にアラームコールをする日なんです。リスク・テストをすれば、ドキッとする人が必ずいるはずですよ。

アメリカの「糖尿病警報の日」は今年でもう19回目になります。アメリカの糖尿病者の推定は2,100万人。そのうち600万人(3人に1人)がそのことに気がついてないとみられています。日本の糖尿病者は既に1,000万人を超えたとされますが、どの位の人が未診断かは統計がありません。心配ですね。


こんな人がもう危ないのです!


元気だけど少し年を取ったかな? ちょっと太り気味……。
そう言えば忙しくてあまり運動しないなぁ……。

たったこれだけで、2型糖尿病のリスクが飛躍的に高まります。さらに次のような事に思い当たりませんか? これらも糖尿病に深く関係するのです。

  • 高血圧症(130/80以上)。
  • 近親者に糖尿病患者がいる。
  • (女性の場合)妊娠糖尿病になったことがある、あるいは過去4kg以上の大きな赤ちゃんを出産した。


    糖尿病の症状が出るまで待っていては"いけません"よ!

    糖尿病の初めは自覚症状がありません。むしろエンジンにターボ(過給=高血糖)がかっている状態なので、すこぶるパワフルなのです。

    でも、高血糖が続くとこんな症状が出てきます。すぐに糖尿病専門医に診てもらいましょう。

  • なんだか、とても喉が渇く
  • たびたびトイレに行く
  • 何もしないのにやせてきた

    むしろ、こういう事は自分よりも家族の方が早く分かるものです。言われたら素直に従いましょう。

    >>次のページでは糖尿病危険度を診断します。>>
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