男性のED(性行為機能の低下)と糖尿病は関係ある?
糖尿病が原因で、パートナーとの関係がぎくしゃく…
アメリカ糖尿病協会の『糖尿病事典』によると、情熱的なキスだけでも12カロリーは使うそうで、愛しかたの激しさによって違いますがメイクラブのカロリー消費は150~300カロリーだそうです。夏の暑さにも負けずにがんばれば、もう少しボーナスがつくかも…。
残念ながら糖尿病とセックスライフはとても深い関係があります。
血糖コントロールが悪いととても疲れやすく、そもそもがそんなムードになりません。
そして泌尿器の炎症が起きやすい病気ですから、そちらのトラブルもあります。
欧米のデータですが男性のED(性行為機能の低下)は糖尿病者の40~60%にみられるそうですから、何とも憂うつなことです。
興味あるのは、糖尿病男性のEDの研究に特に熱心に取り組んでいるのはイタリアであることです。
糖尿病があってもナンパ大好き男が大勢いるので、その熱意が医療にプレッシャーをかけているのかも知れません。
EDは糖尿病のせいだけでなく、それ以外の原因でも起こります。シルドナフィル(商品名、バイアグラ)を始めとして、いろいろなED治療薬が開発されています。遠慮なく糖尿病の担当医に相談してみましょう。
複数の治験例をみると大体7割ぐらいの人に効果があるようです。
また治療薬なしでEDが改善したというデータもあります。2004年のレポートによると、肥満のある男性の1/3が減量によってEDが改善したそうです。健康的な食事とエクササイズを2年間維持できればのことですが。長期にわたる減量はライフスタイル全体の改善につながるので、すべてに良い結果をもたらすでしょう。
日常の生活の中で私達が心がけることは、何よりも血糖値のコントロールです。そして、絶対にタバコをやめること。糖尿病とタバコはなぜか下半身の血管を傷めるのです。
骨盤内の神経や血管のダメージがEDに結びつきます。