糖尿病/糖尿病の合併症(痛み・冷え・足の異常等)

五十肩と糖尿病(2ページ目)

糖尿病の合併症と言うと目の網膜症や腎臓、神経障害のような微小血管系が代表的ですが、心臓や脳血管系、そして手足の変形や五十肩のようなものも含まれます。

執筆者:河合 勝幸

 

少しづつ片側の肩に痛いような、だるいような感じが現われて次第に強くなります。不思議なことに両方の肩が一度に五十肩になることはまずなく、だいたい効き腕ではないほうの肩から始まって、そちらが治ってくると反対側に移るようです。
この痛みは夜間眠っている時が強く、安眠を妨げられることもあります。
腕を上にあげたり、回したりすると強い痛みが走ります。

痛みが強いステージが終ると肩が動かなくなるステージに入ります。この段階では痛みは軽くなるのですが大きな動作ができません。そして知らない間に回復ステージに入っています。痛みはないのですが関節の動きの回復は少しづつです。
炎症はあっても弱く、主に痛みによる拘縮(こうしゅく)なので、治療は消炎よりも鎮痛です。状態によってはコルチコステロイド(痛みどめ)注射なども行われますが、このコルチコステロイドは血糖を上げるので糖尿病者は注意が必要です。

予防はできるでしょうか?
どうも、からだの活動量を高めるしかないようです。専門家のお勧めはストレッチとウエイトトレーニングです。アメリカ整形外科アカデミー(英語)のホームページでShoulderを選び、Frozen Shoulderを開いてみてください。

□リンク
アメリカ整形外科アカデミー(英語)

<糖尿病 オススメ人気記事ベスト5>
1位: 「突然の宣告!そもそも糖尿病って何?」
2位: 「糖尿病予備軍からの脱出! 50のヒント」
3位: 「糖尿病薬がアルツハイマー病にも効果!?」
4位: 「食べて糖尿病対策! アーモンドのススメ」
5位: 「糖尿病シニアの心得」
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます