牛乳とパン
牛乳とパン、こんな身近な食品にも1型の引き金があるかも知れません。
身に覚えのあった人も、「なぜ私が!」と絶句した人も、糖尿病の宣告は重いものです。生涯にわたる病気ですし、子供への遺伝性も高いのです。でも、治癒はしませんが治療はできますよ。

何より重要なのは自分でやることです。粘り抜く覚悟と正しい知識、そして病気と折り合うセンスが求められます。今回はそもそも糖尿病とはどんな病気かをご説明します。


糖尿病はこんな病気です

糖尿病とは炭水化物の代謝障害です。もちろん食事の後の消化・吸収はちゃんとできますが、問題は血液の中に入った大量のブドウ糖が、エネルギー源としてたくさん取り入れるはずの筋肉や脂肪細胞にうまく入れないことにあります。

ここが病気の本質です。利用できないのであり余ったブドウ糖は尿から流れ出るようになります。これが病名の由来ですが、尿糖があるのは病気の症状のひとつに過ぎません。尿に糖が出る病気ではありません。うまくブドウ糖を取り入れられない病気だから尿に糖が出るのです。

ブドウ糖を血液中に一定に保つために必要なだけ筋肉や脂肪細胞に取り入れるようにコントロールしているのが、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンです。そのインスリンがすい臓から分泌されない、あるいはその量が不足している、逆に必要以上に分泌されているのに十分に作用しない……いろいろな原因で慢性的に高血糖になるのが糖尿病です。


次のページでは糖尿病の4つのタイプと原因についてご紹介します。