すぐできることから、きちんとした治療まで
気道が狭くならないようにすることが、閉塞性睡眠時無呼吸症候群では大切です |
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、大きすぎる扁桃腺やノドについた脂肪のために、空気の通り道= 気道 がふさがれることが原因です。
健康な人は眠っている間でもきちんと呼吸していますが、脳や神経の異常のため、睡眠中に呼吸が止まってしまうものが、中枢性睡眠時無呼吸症候群です。混合性は、閉塞性と中枢性が合わさった状態です。
ここでは、患者さんの数が多い 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 の治療法について、ご紹介します。
肥満がある人は、まず、減量が大原則です。日本人は、欧米人に比べて顎が小さいため、少しの肥満で睡眠中に気道が狭くなってしまいます。ですから、少しでもノドの脂肪を減らして空気の通りを良くするために、減量に挑戦しましょう。
また、お酒を飲むとイビキをかく人がいます。これは、アルコールの作用でノドが腫れたり、筋肉の緊張がなくなりすぎて舌がノドに落ち込むためです。ですから、睡眠時無呼吸症候群であることが分かったら、お酒はほどほどにしましょう。
眠るときの姿勢にも、一工夫が必要です。仰向けで眠ると、舌がノドに落ち込んで気道がふさがれやすくなります。その場合、横向きやうつ伏せで眠ると、気道の広さが保たれます。抱き枕で横向きになったり、うつ伏せ専用枕を使ったりしてみてください。
マウスピース型の口腔内装具もあります。ネットショッピングでも、簡単に購入することができます。これらの装具は、下顎を前に引き出したり、舌が落ち込むのを防いだりして、気道が狭くならないようにするものです。専門の医療機関でも使われるくらい、効果のあるものです。
睡眠中の無呼吸や低呼吸が、1時間に15回を超える中等症になると、経鼻的持続陽圧呼吸療法 が薦められます。これは、鼻から空気を送り込む人工呼吸器を、夜だけ使うものです。見た目はちょっと大げさですが、効果は抜群で、睡眠の質が劇的に改善することもあります。
他にも、気道を広げる手術や扁桃腺を取る手術、鼻の手術などがあります。詳しいことは、診察してくれた専門医に聞いてみましょう。
次のページでは、最近ニュースになった、睡眠時無呼吸症候群に関する調査結果をご紹介します。
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【 関連サイト 】
いびきと睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群の簡単! 自己診断
いびきや無呼吸症候群に関するサイトをまとめました
■ 睡眠に関するさらに詳しい情報は、睡眠・快眠ガイドサイト をご覧ください。
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