チョコレートには天然の抗うつ作用があります |
チョコレートは脳内のセロトニンを増やす!
チョコレートには、必須アミノ酸のトリプトファンが含まれています。トリプトファンにはいろいろな役目がありますが、その1つは、トリプトファンが血液中から脳内に入り、神経伝達物質のセロトニンの原料になることです。セロトニンには気分を調節する働きがあるので、脳内のセロトニンが不足すると、気分が落ちこんだり、イライラしやすくなります。トリプトファンが血液中から脳内に入ると、他のアミノ酸と一種の競争が起きます。血液中にトリプトファン以外のアミノ酸が豊富にあると、トリプトファンはあまり脳内に入れないのですが、チョコレートを食べると、チョコに含まれる糖分で血糖値は上昇し、膵臓からインスリンが分泌されます。インスリンにはトリプトファン以外のアミノ酸を血液中から筋肉へ追い出す作用があるので、競争相手が少なくなったトリプトファンは脳内に入りやすくなるのです。その結果、脳内のセロトニンの量は増加します。
以上が、チョコを口にすると、落ち込んだ気分が軽くなったり、イライラした気持ちが落ち着きやすくなるメカニズムです。
>>さらに、チョコレートには恋の気分になれる物質も含まれています!>>