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紫外線ダメージ? 健康髪への3か条(2ページ目)

夏の名残は肌だけではありません。実は髪の毛も頭皮も日焼けをします。今回は「紫外線ダメージ? 健康髪への3か条」をお送りします。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド

健康髪をつくる3か条

キレイな髪は外と中から
キレイな髪は外と中から
  1. 痛んでしまったキューティクルをこれ以上痛めない
    キューティクルは摩擦に弱いので、無理なブラッシングやシャンプーは禁物。また、ドライヤーによる乾燥はキューティクルがはがれやすくなるのでタオルドライがオススメです。パーマやカラーリングのしすぎもNG。

    シャンプー、リンス、トリートメントは自分にあったものを。キューティクルを保護するような市販のヘアコート剤などを使用するのもいいと思います。

    ちなみにガイドの私見ですが、マイナスイオンドライヤーは比較的いいと思います(実際にガイドも使っています)。マイナスイオンドライヤーは、髪の毛の静電気を減らし、髪の水分を適度に保持しやすくするといわれているようです。
     
  2. キレイな髪は良い頭皮から
    髪の毛はいわば死んだ細胞。ということは、長い目で見ると、新しく育ってくる髪の毛を健康な状態にしてあげることが実はキレイな髪への近道ですよね。

    フケや過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まると、健康な髪が成長しにくくなります。頭皮を清潔な状態に保つのが重要です。正しいシャンプーの方法はこちらを参考にしてくださいね(夏に傷んだ髪と頭皮をケア!~正しいシャンプー・トリートメントの仕方)。

    皮脂や汚れをきっちり落として、頭皮を清潔にし、健康な髪の毛が生えてくる素地を作ってあげましょう。ただし、一日50本~100本毛が抜けるのは正常なので、その辺はあまり神経質にならなくても大丈夫。

    毛根に血行を行き渡らせるために適度なマッサージも有効です。ただし爪を立てると頭皮が傷つくので、指の腹でするようにしましょう。タバコは血管を収縮させるのでできれば控えましょう。
     
  3. キレイな髪は体の内側から
    ・バランスの良い食事

    髪の毛の原料になる良質なタンパク質(=タンパク質を構成するのはアミノ酸)をたっぷりとってくださいね。髪の毛を構成するアミノ酸を多く含む食物には海苔、チーズなどの乳製品、豆類、魚などが知られています。 脂っこい食事は皮脂の分泌を増やしてしまいますので注意が必要です。もちろんビタミン、ミネラルも不足しないようにバランスの良い食事を心がけましょう。

    例えば、頭皮の血流を良くするビタミンA・C・E、新陳代謝を活発にするビタミンBなども重要です。また、海藻類に多く含まれるヨードは昔から髪の色を良くすることで知られています。過度のダイエットは髪の毛を作る栄養素が不足してしまいますので、ほどほどにしましょうね。

    ・規則正しい生活

    髪は夜9時前後に一番成長するといわれています。夜遅く食事をすると血液が消化器に集まってしまって頭皮まで行かず、また夜更かしすると上手く髪が育たないことも……。なかなか難しいかも知れませんが、早めに食事してゆったりした夜をすごすのが理想です。

    さらに、ストレスがあると 自律神経が不安定になり、血行が悪くなったりして毛根に栄養が届かなくなったり、女性ホルモンの分泌も不安定になったりします。髪の毛が薄くなってしまうこともありますので、できるだけ、髪のためにもリラックスを心がけましょう。

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