生活指導
「じんましん」の治療は、原因がわかれば、その原因を除くのが一番です。しかし、原因がわからないことが多いので、日頃から体調に注意していく必要があります。その意味では、生活指導も重要な治療の一つです。ストレスを減らすことは重要です |
- 薬の正しい使用
- 過労を避ける
- 皮膚を刺激しない衣類を着用
- 虫刺されを避ける
- ストレスへの適切な対応
- 体調に注意(体調が悪いと「じんましん」が出やすくなります)
アトピーの治療との共通点
「じんましん」の治療は、アトピーに似ていますね。というのも、アトピーでもじんましんでも、一番辛いのは、痒みだからです。痒みを抑える治療が中心になります。また、アトピーと「じんましん」の関係で説明しましたが、アトピーにじんましんが合併しますので、基本的な治療方法も共通するのです。このように、アレルギーの病気は、いろいろと関連して起こります。今の症状をしっかりとみて、正しく治療していきましょう。
★豆知識★ 胃潰瘍の薬:胃酸は、ヒスタミンによって産生されます。胃の壁細胞という胃酸を出す細胞にはヒスタミンに対する受容体(じゅようたい)があり、その受容体をH2受容体と呼んでいます。胃酸を抑える薬はH2受容体を抑える薬です。「じんましん」はH1受容体によって起こりますので、本来なら、胃酸を抑える薬は「じんましん」に直接効きませんが、同じヒスタミンが関わっていることから使用されて、効果があると報告されています |
じんましんの基礎知識シリーズ
【第1回】なぜ、じんましんが起こるの?
【第2回】「じんましん」の治療
<参考リンク先>
アトピーと「じんましん」の関係
蕁麻疹(じんましん)(患部写真)
蕁麻疹(じんましん)(特別な蕁麻疹について)