じめつくこの季節、お年寄りがなにやらぽりぽり体をかいていたら要注意。そう、「疥癬」かもしれませんよ!かゆいやら、痛いやら、発疹はできるやら、とにかく一度かかると、もう大変。介護者をはじめ、家族にも伝染し、それがまたお年寄りに伝染するという果てしない悪循環に陥るケースも・・・。さらに困ったことに、この病気に感染すると、在宅介護の場合、デイケアやショートステイなど、施設サービスを利用できなくなってしまうのです!

というわけで、今回は恐ろし~い疥癬の予防法やケア方法についてご紹介します。


INDEX

1疥癬ってどんな病気??

2.予防法は?

3.かかったらどうケアすればいいの?


疥癬ってどんな病気?

激しいかゆみが特徴。とくに夜はひどくなりがち。腹部、大腿部などに赤い発疹があらわれるほか、わきの下や陰嚢に赤褐色のしこりができます。また、「疥癬トンネル」という細長い皮疹が手指にできることも。潜伏期間は、2週間~1ヶ月。免疫力の低下したお年寄りは重症化しやすいので注意が必要です。

原因は何?
犯人はヒゼンダニというダニ。微鏡でしか見えないほど小さな虫です。寿命は長くて2ヶ月ほど。メスは大量に卵を産みつけます。皮表のくぼみや毛穴に入ったり、穴をあけたりして潜り込み、人に寄生します。


どんなふうに伝染する?
施設など、人が多く集まる場所で蔓延しやすく、お年寄りが感染してしまうケースが多いよう。肌と肌を触れ合ったり、患者の寝具やタオル、衣類に触れることでうつります。


梅雨時に発症しやすいのはなぜ?
ダニは、温度20℃、湿度60~80%でとくに繁殖しやすくなるといわれています。梅雨時はまさに、「ダニの季節」。そのため、この時期に感染する人が少なくないのです。


こんな疥癬に警戒!ノルウェー疥癬
お年寄りに多い重症疥癬。大量のダニが寄生することで発症します。厚い鱗屑が手や体に付着し、頭や耳などあちこちに発疹があらわれます。健常者でかかることは稀ですが、免疫力が低下したお年寄りの場合は注意が必要!



次のページでは、疥癬の予防法についてご紹介します!