頑張り過ぎや運動不足で足がもつれて、転倒による擦過傷が起きやすい運動会。擦過傷の正しい応急措置は消毒ではありません。シンプルな洗浄と乾燥予防です。水道水を詰めたペットボトルと台所のラップを使った、正しい応急手当法を紹介します。

運動会シーズンに知っておきたい擦り傷の応急手当法

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転んだときに避けられないケガ・擦り傷
秋の運動会では、日頃の運動不足を顧みずに走って転倒したり、練習成果をみせるために頑張りすぎて転倒したりします。転倒の結果として、打撲、擦過傷、重傷だとアキレス腱断裂のような靭帯損傷や骨折のような大怪我をしてしまうこともあります。

これらの中で現場での判断による応急措置が必要で、かつ誰でも実施できるのが擦過傷(擦り傷)の応急措置です。

傷の治療は洗浄が基本!

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手は簡単に洗浄できますが……
家庭での切り傷の新しい治療方法」の記事で述べたように、傷の治療の原則は消毒しないで傷を洗浄することです。消毒は傷の治癒を遅らせるので現在の考えではすべきでない行為です。

傷の洗浄には滅菌水ではなくて水道水でも問題ありません。塩素消毒してある水道水による洗浄は応急手当として十分に有効です。通常は運動会の会場でも手洗いがあるので手の傷の洗浄は可能です。一方、足などの擦過傷となるとすぐには洗浄出来ない可能性があります。


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