筋トレで腰痛悪化!?
腰痛がある時は、ストレッチをゆっくり行い、硬くなった筋肉をゆるめましょう。 |
お腹に力を入れると、腰痛が出てしまう場合は、筋トレが効果的に出ず、逆効果になる可能性があるため、痛みが引くまではストレッチなどの筋肉を緩める方法の方が、痛みが和らぐかもしれません。
腰を支えるための筋力アップは、腰痛が出ている状態で行うのではなく、腰痛が治まってから予防として行う、と頭の片隅にとめておくと、無理をかけることなく安全だと思います。
メタボ腹、腰痛予防の腹筋トレーニング方法とは?
メタボ腹予防と腰痛予防も兼ねて、コツコツ腹筋を鍛えていきましょう。 |
コツコツ毎日続けられそうな腹筋トレーニングの方法は、とても簡単です。仰向けに寝て、両膝を立てた状態、または、駅のホームで電車を待っているような立ち姿勢でも可能です。(腰への負担が少ないのは、仰向け寝で行う方です。)
■簡単腹筋トレーニング 手順■
その1
まず、深呼吸を3回以上ゆっくり行い、呼吸を整えます。この時、既に腰に違和感がある人や呼吸がつらく感じる人は、腹筋トレーニングはやめておきましょう。
その2
呼吸を整えたら、次に口から息をゆっくりと吐いていきます。そして、吐ききったところで、「フッ」と1回息をしぼり出します。この時、手を腹部に当てておくと、息をしぼり出した時に、腹筋に一瞬力が入ることが分かります。
その3
苦しくなければ、「フッ」「フッ」と、2回続けて息をしぼり出してみましょう。この2回を1セットにします。ひと呼吸置いたら、再び2回行ってみましょう。
ひと呼吸置かずに、連続してしまうと、頭がクラクラするかもしれませんので、連続は避けてください。また、呼吸器系の疾患やパニック障害などがある方は、行わないようにして下さい。
その4
頭の上で両手を組み、鼻からゆっくり空気を吸い込みながら、両肘を伸ばしていきましょう。空気をいっぱい吸い込んだところで、伸ばした肘を緩めながら、口からゆっくりと息を吐いていき、体をリラックスさせます。これを3回繰り返して背中の緊張も和らげましょう。
とてもシンプルな腹筋のトレーニングですが、「今日は腹筋がんばるぞ!」と、気合を入れなくても気楽にできるので、地道にコツコツ続けられるのではないかと思います。そして、背中の筋肉の機能が回復するようにエクササイズを行い腹筋との機能的バランスを取ってください。