<自由診療の治療例>
人工授精法
体外受精(投薬も検査もすべて自由診療になります)
顕微授精(投薬も検査もすべて自由診療になります)
卵子・精子凍結
アシステッドハッチング
人工授精やART(高度生殖医療)に移行してくると保険はまったく使えなくなります。検査も高度なものになりますが、それも保険が効かなくなります。「自由診療」と呼ばれる分野になるわけです。他で例をあげると眼科の近視のための手術(LASIK)や美容整形外科や歯科の審美歯科などが同じような自由診療になります。
早く妊娠すれば経済的にもハッピーですよね |
自由診療では保険診療のように国が値段を決める診療報酬とは違い医療機関毎に値段が違います。それは医療機関が自由に決めているということです。(寿司屋の言い値みたいなものですね)
体外受精の金額は皆様もご存知の通り、医療機関によってその費用は大きく違います。幅は安いところは10万円台から高いところなら100万円ぐらいまであります。平均的に大体20万円~40万円の間、顕微授精で30~50万円程度の費用がかかります。よって体外受精以上の不妊治療を行なうと飛躍的に治療費がかかるということになります。場合によっては10回以上もする方がおられるのでその費用は膨大なものになります。
それからこの2~3年増えてきているのが海外での卵子提供による不妊治療です。年齢が高い場合やガン治療等で自分の卵子が使えない女性が海外で卵子を提供してもらって移植し、自分のお腹で育てるという方法ですが、大体350~500万円ぐらいかかります。
経済的な面でお手上げと言う方もおられるでしょうね |
それから代理母出産に至っては1000万円~の費用がかかります。こういう情報も不妊治療は高いという根拠の1つになっているようです。
それから余談ですが、薬の部分は保険を使って、体外受精の技術の部分だけを自由診療と出来ないのか?という質問が出てくるかと思います。このような診療を「混合診療」といい、現在の診療報酬の中では原則認められていません。しかし、徐々に解禁に向けて動きがあることは事実で、柔軟性のある診療報酬体系が求められるところです。
★関連WEBサイト
卵子を求めて9000Km