月経のたびに痛みがひどくなる病気、子宮内膜症。月経のある女性の10人に1人が子宮内膜症といわれており、20代女性に非常に多い病気です。また、近年増加の傾向をたどっているといわれており、原因も今いちはっきりしません。


ちなみに子宮内膜症という病気は、一言でいうと「本来なら子宮の内腔にしかない子宮内膜(←受精卵のマットとなって、妊娠を成立させる重要なもの)が子宮以外の場所に生育している病気」です。
症状としては月経のたびにひどくなる下腹部痛が代表的なものですが、長くこれを放置しておくと、不妊の原因になることも多いので要注意!の病気なのですが・・・・

いままで子宮内膜症の原因として挙げられていたのが
「月経血が卵管を逆流して腹腔内にこぼれる」といった説、また、
「ダイオキシンなどの環境ホルモンが体のなかで悪影響を及ぼしている」といった説、などなどでしたが、最近日本産婦人科学会で
「アレルギー反応で発生している可能性が高い」という発表がありました。(栃木臨床病理研究所長の菅又昌雄医師らの研究)。
気管支ぜんそくなどの治療に使われる抗アレルギー薬を飲んだ患者さんに症状の改善がみられたとのこと

いままで子宮内膜症の治療としては軽症なら漢方薬などの薬物や、生活習慣の改善で対処し、場合によってはホルモン療法や手術を行うというのが一般的でした。ただ、もしアレルギー反応で子宮内膜症が起きているとすれば、薬物療法の一環に「抗アレルギー薬」という一項目ができるかもしれません。