口の中は、頬の内側から歯の裏側まで、歯以外はみんな粘膜のようなもので、赤く覆われています。それでも歯の周りの部分を歯肉と呼んでいます。実は同じ赤く見える粘膜と歯肉の境目があるのをご存知ですか?今回は粘膜と歯肉の違いについて解説します。

実際に目で見てみよう

口の周囲を引っ張ってみる
鏡の前で自分で口の周辺を引っ張って確認してみよう
  • 粘膜
    まず下唇を人差し指と親指で挟み、手前に引っ張ってみます。唇の内側のツルツルした面がありますが、これが粘膜です。

    次に上下の唇の境目(口角)に人差し指を頬の裏まで入れて、内側からほっぺたを広げるように広げてみます。人差し指が触れている部分は頬粘膜といいます。

  • 歯肉
    鏡で下の前歯を見ると歯の根元の部分からすぐの所の赤く見える部分、それは歯肉です。歯周病などが起こってくると歯に接している赤い歯肉が腫れたり、出血することがよくあります。


歯肉はどこから粘膜に変わるのか?

鏡を見ながら下唇や頬の粘膜を指で「ブルブル」動かしてみてください。このとき指の動きに沿って動く部分は全て粘膜です。よくみると歯の周りの部分はいくら引っ張っても動かないことが分かります。ここが歯肉です。歯肉は骨に固定されているように動きません。この動く部分と動かない部分の境目が歯肉と粘膜の境目になります。

食事の際に口を動かすと粘膜部分は動いても歯肉は動きません。そのため歯の周りの歯と歯肉の間にある隙間に食べかすなどが入りにくい役目もしています。

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