ドライアイ/目の健康・アイケア

メグスリノキはどう目によい?(2ページ目)

古くから「千里眼の木」といわれているメグスリノキ。最近の科学的研究において、いくつかの目によい効果が期待できる報告がされています。

執筆者:高林 克枝

最近の研究から、メグスリノキの効果とは

メグスリノキの成分、眼や肝機能に対するメカニズムは、まだ十分に解明されていません。しかし、目の病気の改善について数々の研究報告がされています。

一般的に起こりがちな目の症状、たとえばただれ目、はやり目、ものもらい、アレルギー性結膜炎などは、メグスリノキに含まれるタンニンの、細菌の増殖を抑制する抗菌作用、収斂作用が効果をもたらすと報告されています。

また、玉川大学農学部応用生物化学科の八並一寿博士による「メグスリノキ」の研究によれば、白内障、網膜症といった糖尿病合併症の発症を抑える可能性が考えられています。

また、眼科領域患者に対して臨床効果を試みたところ、目の疲れなどの自覚症状の改善と、視力、眼底所見の改善が一部の患者にみられたようです。さらなる臨床検討が必要ですが、通常の治療に加えて、メグスリノキの補完的な利用を期待することができるかもしれません。

[関係資料提供] 玉川大学農学部応用生物化学科(八並一寿、福田栄一)、回生眼科(山口康三)、昭和薬科大学病態科学研究室(小野寺敏)

(注意)メグスリノキを専門医の治療中、妊娠中や授乳中にご使用になるときは、必ず担当医にご相談ください。

次のページでは、メグスリノキは、どんな木なの?をとりあげます。>>
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます