ドライアイ/眼精疲労・目の疲れ・充血

眼科でチェック!あなたの眼精疲労レベル(2ページ目)

疲れ目でお悩みの方、あなたの目のピントを合わせる筋肉のコリはどの程度なのかご存知ですか?眼の調節機能の度合いを測定する装置が開発され、眼科治療現場で活用されています。

執筆者:高林 克枝

眼精疲労にもいろんな状態がある

さて、調節緊張とは、何のことでしょうか?調節緊張とは、目のレンズ(水晶体)の厚さを調整する筋肉である、毛様体筋の活動が緊張状態にあることです。この状態が慢性化すると眼精疲労になります。

この装置で調節機能を測定すると、軽度から重度まで調節緊張の度合いがはっきりし、さらに調節痙攣の度合い、老眼の度合いまで判明します。

<正常眼>
高林の右目の測定結果は良好
高林の右目の測定結果は良好

まず、目の健康ガイド高林の右目の測定値ですが、正常値(正常眼)でした。左側の緑色のバーは、遠方視で毛様体筋がリラックスしている状態で、目に疲れがたまっていないことになります。近方視では、黄色~オレンジ色がわずかにありますが、調節が正常に機能しているようです。

<調節緊張症>
急に視力低下をした人に多い。
オレンジ色のバーが多くなり、緊張状態が続きます。パソコンワークの目の酷使などで眼精疲労や肩こり、頭痛などもあるかもしれません。ほどんどリラックスした緑色のバーがなく、黄色やオレンジのバーがグラフに現れます。(梶田眼科サイトより許可を得て一部転載)
梶田眼科のサイトにグラフがあります

<調節痙攣(けいれん)>
調節反応が正しく行われておらず、ピントを合わせるのに、目の筋肉が痙攣する状態です。グラフでは赤色のバーが主体となり慢性的に緊張状態にあります。この状態では、急激な視力低下が生じ、強い眼精疲労の症状や視力低下を伴います。(梶田眼科サイトより許可を得て一部転載)
梶田眼科のサイトにグラフがあります

<テクノストレス(IT)眼症>
パソコンワークを長時間する人になりやすい症状です。遠くを見ているときには、何ら自覚症状は無いが、近くを見ようとすると、毛様体筋に強い緊張が生じ、頭痛・めまい・嘔気といった症状が出現し、作業の持続が困難になります。はじめのころはリラックスしている緑色のバーですが、途中からオレンジや赤色のバーになり、緊張状態になります。(梶田眼科サイトより許可を得て一部転載)
梶田眼科のサイトにグラフがあります

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