目の病気/結膜炎・ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)

「ものもらい」とは?Vol.1

目のふちに、球状の小さなふくらみができ、痒くてうっとうしく感じたことはありませんか?「ものもらい」は一般的に、季節の変わり目や、疲れがたまっているときに起こりやすい症状です。

執筆者:高林 克枝

<ものもらいシリーズ>
【第1回】「ものもらい」とは?
【第2回】「ものもらい」になりやすい人とは?
【第3回】「ものもらい」をどう治す?


目のふちに、球状の小さなふくらみができ、痒くてうっとうしく感じたことはありませんか?一般的に「ものもらい」は、季節の変わり目や、疲れがたまっているときになりやすいようです。

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「ものもらい」の自覚症状

うっとうしい「ものもらい
子どもも大人もうっとうしい「ものもらい」
一般的な「ものもらい」は、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)といって、まぶたの分泌腺に、黄色ブドウ球菌などの雑菌が感染し化膿したものです。

始めに痒みを感じ、次第にまぶたが赤く腫れるようになり痛むこともあります。化膿すると、そこから膿(うみ)が出ます。まばたきをしたときに、異物感を感じたりするのでわずらわしい病気です。

もうひとつの「ものもらい」は、霰粒腫(さんりゅうしゅ)といって、触るとコリコリとしたシコリのような感じがあります。あまり痛みはありません。ただし、化膿すると痛みを伴うこともあります。麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と違って、しこりができたままの状態が続きます。

このふくらみは、細菌による炎症ではなく、マイボーム腺と言う脂肪の腺が詰まってできた脂肪のしこりなのです。そのまま放置すると、同じ状態が数ヶ月以上続くこともあります。

次のページでは、ものもらいの原因とは?
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