2種類の視力…… 日常で大切なのはどちら?
あまり知られていませんが、視力には遠くを見る「遠方視力」と近くを見る「近方視力」の2種類があります。日常生活に当てはめると、車の免許証の取得や更新の時には、遠方視力が必要となります。一方、新聞の活字を見る時や手元のPCで作業をするときなど、主に仕事で使うことになるのは近方視力です。「近方視力」という考え方は大切なのですが、日本では学校で行っている視力検査でも検査対象になっていません。近方視力という考え方が知られていないのが現状です。
会議でも困る! 「近方視力」の衰え
携帯電話の画面・液晶プロジェクター・PCの画面を見ても大丈夫ですか。 |
たとえば最近の会議では、遠くの液晶プロジェクターの画面と、手元のPCの画面、マナーモードの携帯画面など、異なる距離にあるものをしっかり見なければならない場面も多いでしょう。いちいちメガネを掛け替えていては、会議の進行についていけなくなってしまいます。掛け替えないで済ますには「遠近両用眼鏡」をかけるという方法が一般的ですが、レンズも大きく、なんとなく仰々しくて倦厭している人もいるかもしれませんね。そんな人にオススメしたいのが、「monovision」コンタクトレンズという考え方です。
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