飲酒・アルコール/飲酒・アルコールの健康効果

酒は百薬の長、飲酒量の目安(2ページ目)

飲酒習慣のある人にとって、適度なお酒は健康にとって好ましい影響を与える可能性があります。ただし、飲みすぎは健康を損ねてしまうことも。忘年会・新年会に向けて飲酒量の目安をご説明します。

執筆者:吉國 友和

適度な飲酒、目安となるアルコール量

一杯のお酒
適度のお酒は健康によいものですが、度を越して飲んでしまうと……
個人差がありますが、常習的にお酒を飲んでいる人ではアルコールに換算して1日当たり20g程度までにとどめるべきです。各種アルコール飲料に換算するとおよそ次のようになります(アルコール度数は商品ごとに異なりますので、ここではガイドの判断で括弧内に目安を記載しました)。
  • ビール(5%)……中ビン1本
  • 日本酒(15%)……1合程度
  • ウイスキー(40%)……ダブル1杯
なお、正確なアルコール量を導くには次の式を利用してください。

純アルコール量(g) = 酒量(ml)×度数(%)×0.794(g/ml)÷ 100
          
大雑把に、飲酒量(ml)の8割に度数(%)を掛け合わせて100で割る、と覚えると便利です。ただし、前述のようにお酒に弱い人(すぐに顔が赤くなる人)や女性の方は、もう少し控えたほうが良いと考えられます。これについては個人差が大きいので正確な判断基準はないのですが、半分以下でもいいかもしれません。また、体の代謝能力も加齢現象で低下しますので、60~70歳を超えた方が若いころと同じだけ飲むというのも問題です。

なお、ここではあくまでも定期的にお酒を飲んでいる人の参考としてお酒の量を示しています。普段お酒を飲まない人が無理に飲む必要はありませんから、その点はご注意ください。
 
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